【高岡と昆布の繋がり】

1世帯当りの昆布の消費金額53年連続第1位の富山県高岡市。

高岡市と昆布の歴史は実は江戸時代までさかのぼります。

北海道・日本海沿岸・瀬戸内海・大阪をめぐる「北前船」の寄港地のひとつが富山でした。北前船の主要な交易品が昆布で北前船のルートは昆布ロードともいわれるようになりました。これを発端に富山では昆布文化が育っていきました。

そして、北前船が姿を消した今でも昆布をよく食べる習慣はしっかりと根付き、富山の人々は昆布を食生活に積極的に取り入れ、新しい味覚を生み出していきました。

昆布巻きかまぼこ、昆布〆のお刺身、昆布おにぎり等は富山を代表する郷土料理で当ホテルの朝食にも提供しております。

 

 

 


【高岡銅器の町 高岡】

高岡銅器は富山県高岡市周辺で作られている銅器です。室内置物や仏具、花器などの小物から、梵鐘(ぼんしょう)や仏像、銅像といった大物まで国内における銅器の生産額の9割は高岡銅器で国内シェア第1位です。

 

高岡銅器の起源は、今から400年以上前の江戸時代にさかのぼります。

1609年 (慶長14年)、加賀藩二代目である藩主・前田利長が高岡城入城しました。その際、城下の発展を図るために、1611年(慶長16年)に高岡市に7人の鋳造師を迎え入れたことが始まりです。そして1975年(昭和50年)には日本初の国の伝統的工芸品産地として指定されました。全国に美術工芸品として高岡銅器が認知されるとギフト需要が高まり発展を遂げています。

ホテルニューオータニ高岡では伝統工芸品「高岡銅器」・「高岡漆器」と「和食」のコラボ企画「伝統と革新の日本料理」を定期的に開催しております。

 

 

 

 

 

【昆布菓子のおもてなし】

江戸時代から北前船の交易品として高岡に根付いてきた昆布文化を県外のお客様にも楽しんでもらえるように昆布菓子の提供を始めました。その昆布菓子を置く菓子器にもこだわり、高岡を代表する鋳物メーカー「能作」のお皿を全客室にて使用しております。

高岡の鋳物文化にも触れて400年以上続く高岡銅器の歴史を感じながら、高岡の食文化を味わってください。

 

提供菓子:おつまみ昆布菓子2種類「味きらり(ゆず昆布)」「磯ふくみ(かつお味風味)」